澤養山 隨泉寺(ずいせんじ)
当寺院は今より1280年前の天平年間(729~48)に行基菩薩が全国を修行の時、この地に草庵を建立されました。
真言宗を開かれた弘法大師も四国各地を修行されて後に、霊峰那岐山に登られ、この草庵にお立ち寄りなされました。その時、木造の薬師如来を刻まれ現在も本尊として祭られています。
寺名はお大師さまが「澤豊かにして、智慧の泉、随(まま)に涌き養(はぐくむ)が如し」と、述べられより「澤養山隨泉寺」と称しています。
お大師さま入唐帰朝の時(806)、再び立寄られて入唐成満の加護を本尊に感謝し「念じの錫杖」一振を奉納されました。
寺の歴代過去帳には「紀伊国若山尊真上人、本堂・客殿を建立し中興の祖と称さる。寛治3年(1089)4月25日入寂」とあります。
応安元年(1368)には久米郡、稲荷山城主 原田河内守忠平が、妻の菩提の為に本堂・庫裡を再建なされ、その功績の報思の為に境内に碑塚が建立されています。
寛政9年(1797)客殿を再建。文政9年(1826)本堂三間四方を一手先出組みにて再建しています。
江戸時代は嵯峨御所直末の「院家寺」であり、金紋入り駕籠・長太刀・朱傘・菊紋入りの挟み箱を現在に残しています。
寛文9年(1669)より明治6年(1873)までは那肢山の「菩提寺」の住職を兼任して復興に努めていました。
現在の本堂は平成12年(2000)に新築されました。又、併せて新築の庫裡客殿は平成26年(2014)年秋に完成しました。
宗派 | 東寺真言宗 |
本尊 | 薬師如来 |
真言 | おん ころころ せんだり まとうぎ そわか |
開基 | 行基菩薩 |
↳ 庫裡客殿
↳ 護摩堂
↳ 鐘楼
↳仁王像
↳預天賀菩薩像
↳宝篋印塔
↳ 赤座文琳書伯 大川書
岡山県奈義町にある東寺真言宗寺院 澤養山隨泉寺。治歴元(1065)年創建の古刹で、十二天屏風や仁王像、大型の宝篋印塔、預天賀菩薩像などがあります。隨泉寺は美作七福神布袋尊の霊場です。
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